時代祭

Jidai-Matsuri
10月15日〜23日
  京都御所〜平安神宮  
時代祭 その由来は・・・
時代祭は、平安遷都1100年にあたる明治28年10月がその始まりです。同3月、桓武天皇を祭神とする平安神宮が創建され、これをお祭りで盛大にするべく、時代風俗の変遷を表現する時代行列が挙行されました。
この時代祭は、当初6列でしたが、大正から昭和へと徐々に増えていき、現在では、18列、約2000人、牛馬70余頭となり、全長で約2kmにもなります。
行列は明治維新から江戸時代、安土桃山時代、南北朝時代、鎌倉時代へと7つの時代をさかのぼっていきます。有識者による時代考証や研究の末、各時代の風俗をそのままに今の時代に蘇らせ、豪華優雅な時代絵巻を繰り広げます。
 
  明治維新から延暦時代へと、一大時代絵巻がつづきます。
時代祭 その流れは・・・
10月 15日 13:30 時代祭宣状授与祭
     15:00 時代祭奉祝踊り足固め
  21日 10:00 時代祭前日祭併献花祭
  22日  7:00 時代祭
      8:00 神幸祭
      9:00 神幸列が本宮を進発
     10:00 神幸列が建礼門前在所に到着
     10:30 行在所祭
     12:00 時代祭行列進発
     16:00 大極殿祭並還幸祭
  23日 10:00 時代祭後日祭
 10月22日 時代祭行列 じだいまつり JIDAI FESTIVAL 
 行列のコース・・・
京都御所から平安神宮までの全行程は約4.5kmです。
先頭から後尾までの全長が約2kmもあり、一行が通過するのに約1時間半程かかります。
先頭が通過する予定時刻のめやすです。優雅に練り歩くのを、ゆったりと見ることができます。
22日 12時00分 京都御所建礼門前 出発
  12時15分 堺町御前門
  12時30分 烏丸丸太町
  12時50分 烏丸御池
  13時20分 河原町御池
  13時30分 市役所前
  14時00分 三条京阪前
  14時10分 三条神宮前通
  14時40分 平安神宮 到着
 行列の主役たち・・・
明治維新から平安遷都まで、時代をさかのぼって、その時代時代の歴史上の人物達が次々と登場します。
 明治維新
  鼓笛隊を先頭に、維新時の勤皇隊や幕末の有名な志士達が勇壮に歩きます。
第1列 維新勤王隊列
  京都府北桑田郡山国の有志が、官軍に参加するため山国隊を組織した当時の勤王隊の行装。
第2列 幕末志士列
 
桂小五郎
西郷吉之助
坂本龍馬
中岡慎太郎
高杉普作
梅田雲浜(うめだうんぴん)
橋本左内(はしもとさない)
吉田松陰
  七卿落(しちきょうおち)列
 
真木和泉(まきいずみ)
久坂玄瑞(くさかげんずい)
三條実美(さんじょうさねとみ)
◇◇  江戸時代
先頭に槍(やり)持や傘持、鋏箱(はさみばこ)を有する行列は掛け声も当時のままに、また、豪華優美に、そして賢明に時代を彩った江戸時代の女性達の行列が続きます。
第3列 徳川城使上洛列
  徳川幕府時代、大礼や年始などの際に、親藩または譜代の諸候を城使として上洛させた時の行列。
第4列 江戸時代婦人列
 
和宮(かずのみや)親子内親王
女流歌人・蓮月(れんげつ)
中村内蔵助の妻
池大雅の妻・玉瀾(ぎゃくらん)
「女歌人茶屋」として有名な梶(かじ)
吉野太夫(よしのたゆう)
出雲阿国(いずものおくに)
◇◆◇  安土桃山時代
第5列 豊公参朝列
  豊臣家が朝廷参上した際の行列。
豊臣秀頼が、1596年(慶長元年)5月に初参上した時や翌年の元服時などが最も盛んにとりおこなわれたといわれいます。
第6列 織田公上洛列
  織田信長が、天下統一のため兵をひきいて上洛したときの様子を表したもの。1568年(永禄11年)9月。
織田信長
羽柴秀吉
柴田勝家ほか
◇◇◇◇  吉野時代
第7列 楠公上洛列
  楠木正成一族の行列。1331年(元弘元年)後醍醐天皇の上洛を先導。
楠正成
楠正季ほか
第8列 中世婦人列
 
大原女(おおはらめ)
淀君(よどぎみ)
桂女(かつらめ)
藤原為家の室
静御前(しずかごぜん)
◇◇◆◇◇  鎌倉時代
第9列 城南流鏑馬列
  後鳥羽天皇が朝廷の権威回復のため、1221年(承久3年)城南離宮において武士を召集して流鏑馬(やぶさめ)を行いました。流鏑馬は、馬場に3ヶ所の的を立て馬をはしらせながら射るもの。
◇◇◇◇◇◇  藤原時代
 
第10列 藤原公卿参朝列
  平安時代中期以降、藤原氏の最盛期のようすを現した行列
第11列 平安時代婦人列
 
巴御前(ともえごぜん)
横笛(よこぶえ)
常磐御前(ときわごぜん)
紫式部
清少納言
紀貫之の女(むすめ)紀内侍(きのないし)
小野小町
和気広虫(わけのひろむし)
◇◇◇◆◇◇◇  延暦時代
第12列 延暦武官行進列
  平安初期、征夷大将軍となった坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)を大将にした行列。京都の清水寺を建立したことでも知られている。
第13列 暦文官参朝列
  延暦時代、公卿諸臣が朝廷に参上した際のようすを模した行列
第14列 神饌講社列
  時代祭当日の神饌物を奉献する人達
第15列 前列
  御神幸列の前を行く人達。多数の狩装束のお供が従えて、雅楽の奏者や、胡蝶など優美な行列です。
第16列 神幸列
  神幸の本列。
先の御鳳輦(ごほうれん)が孝明天皇、後の御鳳輦が桓武天皇となり、宮司以下神職が前後につき従います。
第17列 白川女献花列
 
白川女(しらかわめ)
第18列 弓箭組列
  弓矢の術に秀でた人達が多い京都丹波の国。桓武天皇が平安遷都の際に、その警護をしたといわれています。
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